「糖尿病カンバセーション・マップ」とは、
糖尿病患者さんや家族、友人が数名のグループで話し合い、
境遇をともにする患者さんの知識や体験から
糖尿病について互いに学び合う、全く新しい糖尿病の学習教材です。
参加したグループの興味や関心に合わせて、
6つのテーマの中から1つを選び、
ファシリテーター(進行役)の看護師や医師と
それぞれのテーマについて1時間ほど話し合います。
そして、グループでの会話を通じて、
糖尿病に関する知識を整理したり、糖尿病に対する気持ちを見直したり、
前向きな日常生活を送るよう目標を立ててもらったりします。
6つのテーマとは…
「糖尿病とともに歩む」「糖尿病とはどんな病気ですか?」
「食事療法と運動療法」「インスリン注射」
「フットケア」「糖尿病合併症」
今回はカンバセーション・マップを使った糖尿病教室を開きました。
数種類のマップの中から「インスリン注射」を用いてみました。
インスリン注射をしている方、以前していた方、ご家族様、あわせて5名。
みゆき先生と、ファシリテータートレーニングを受講した看護師、
マップ作製に携わった医薬品メーカーの担当者の方も参加されました。
インスリン注射を始めた時の気持ち、
イヤだな、仕方ないな、血糖値が良くなるかな…など
語り合うことで気持ちが楽になったり、変化したのではと思います。
また「ウソホントカード」を用いて、
正しい情報、間違った情報の確認をしました。
「インスリン注射をすると膵臓が怠けてインスリンを分泌しなくなる?」
→ウソ! など。
みゆき先生にも教えてもらい一つずつ確認し、
とても役立つ内容だったと思います。
低血糖になる原因と予防についても意見交換をおこない、
正しい情報を知ってもらいました。
次回は別のマップを用いて開催を計画します。
外来看護師 K