回想法から学ぶこと
祖母が認知症になって10年余りが過ぎました。
10年前は「子供は何人いるの?」と聞くと「11人」(本当は6人です)
「え?6人じゃないの?!」と言うと、
「父親が違うの」とまさかの浮気疑惑で笑わせたりしていましたが、
近頃は会話も成り立たなくなり、家族もなんだか張り合いがなくなってきました。
機嫌が悪い時には、杖を振り回す武闘派になり、
介護する方も怒ったり落ち込んだりします。
祖母がお泊まりに行っている時、落ち着いて考えると、
103年の人生で認知症になったのは最後の10年だけ。
それまでは、私が生まれた時にはおむつを替えてもらい、
子供時代は泊まりがけで遊びに行き、
大人になって遠く離れて暮らしている時はあくまきを作って送ってくれたり、
かわいがってもらった時間の方がうんと長いことを思い出しました。
昔のことを思い出すのは認知症にいいと聞きますが、
介護する方にも効果があるのだなと思いました。
医事課 G
身体拘束廃止委員会が始動
当法人では感染対策や安全、研修等
様々な委員会が活動しておりましたが、
この度独立した委員会として
「身体拘束廃止委員会」が発足しました。
身体拘束を事故防止対策として安易に正当化することなく
尊厳ある支援を行うことを目的とします。
活動内容としては身体拘束廃止に関する指針の整備等です。
委員会を中心に身体拘束となる具体的行為について検討し、
全職員が共有できるマニュアルを作成します。
またそれは委員会や管理者からの
一方的な指示により行われるのではなく、
研修会等を通じて実態の把握をおこなったり、
身体拘束がもたらす多くの弊害等を確認するなど
問題意識の共有も図っていければと思います。
身体拘束は全て「高齢者虐待防止法」に抵触します。
法人全体で改めて学ぶ機会を持ち、
専門職としてさらに向上できるよう
委員会が機能すればと思います。
ひおきの里 E
高齢者のひとり歩きをサポート(徘徊模擬訓練)
そよ風吹く晴天の中、今年もまた徘徊模擬訓練を実施しました。
昨年に引き続き2回目の開催となります。
地域住民の方々、介護事業所の皆様、
日置市キャラバンメイトの皆様、行政・警察・消防の皆様の
ご協力もあり50名余りのご参加をいただきました。
認知症の方が行方不明となっても
できるだけ早く近くで保護することや
住民全体で見守る地域づくりが求められています。
この訓練は認知症の方を見かけた時に戸惑ってしまわないように
高齢者役に声をかける体験をしていただくものです。
今回地域住民の方々は
高齢者役の演技やアドリブにうろたえる事なく、
スムーズに取り組まれていました。
訓練終了後には意見交換会をおこない、
・普段から地域の方とのコミュニケーションが大事だと思った
・子どもたちには分からない方言があった
・高齢者との交流の機会をもっと設けていきたい
・高齢者の視野に入りゆっくり優しい声かけが出来ていた
・実際歩いてみて高齢者にとって危険箇所(道路事情)を知ることが出来た
など多くの貴重なご意見や感想を寄せていただきました。
これらは次回の訓練に生かしていきたいと思います。
ご協力いただきました皆様、本当にありがとうございました。
通所リハビリテーション N
思いに寄り添い、支えること
母方の祖父が施設入所していましたが2週間前から状態が悪くなり
現在、病院でお世話になっています。
入院当初は先生より100歳と高齢、基礎疾患もあるので
もって2週間かなぁ…とお話がありました。
出来る限りのことをしていこうと家族で話し合い、
面会、食事介助など関われることを続けています。
その日で状態は変わりますが、
4、5日前から食事が摂れるようになり
発語も増え笑顔が見られるようになりました。
今の祖父にとって看護師さん介護士さんの毎日の暖かいケアや
家族の関わりが一番の生きる支えになっています。
昨日、祖父が「まずは一人で座れるようになりたいなぁ、
そうしたら歩けるようになるかもね、歩けるようになったら
2年後の東京オリンピックを見に行きたい…
その時は一緒についてきてね。」と話してくれました。
この状況でも目標をもって前向きでいてくれる祖父、
これからも寂しい思いをさせないよう
1日1日を大切に祖父の思いに寄り添っていきたいと思います。
居宅介護支援事業所 T
みゆきカフェ
梅の花が咲き始めもうすぐ春だなと思わせる2月24日
みゆきカフェを開きました。
認知症のこと、介護のこと、なんでも語り合えるカフェです。
当日は23名の方に足を運んでいただきました。
ボランティア団体 心と手をつなご会 様による
認知症劇「ヨシさんは よか塩梅(あんべ)」を観覧し
「勉強になった!昔の母の事を思い出し胸いっぱいになった」
などの感想が聞かれました。
日吉町産大豆をブレンドしたコーヒーで有名なマナコーヒー様による
淹れたての美味しいコーヒーと、黒岩菓子店のお菓子で
ホッと一息ゆっくりとした時間を過ごしながら
他の方の介護生活の話を聞いたりされていました。
またカクイックス様のご協力による
自助具、センサー付介護用品、インソール測定器の展示コーナーでは
実際に見たり聞いたりされる方も多くいらっしゃいました。
認知症の方やその家族、それ以外の方も楽しんでいただけるような
みゆきカフェが今後定着していけばと思います。
居宅介護支援事業所 U
せごどん
最近明治維新150周年やNHKの大河ドラマの影響で鹿児島弁が注目されていますが、
なぜ「西郷どん(さいごうどん)」を「せごどん」と言うのでしょう?
朝のラジオの話によると
鹿児島弁には一部に「ai」を「e」と変えるという法則があるそうです。
それに基づいて先ほどの西郷をローマ字にすると
「saigo」となり「sego」と変換されます。
他にも「てげてげ」という言葉がありますが、
それを共通語で表すと「大概」という言葉になり、「taigai→tege」となります。
大根は「daikon→dekon」となる訳です。
鹿児島弁の面白さを知り、もっといろいろ調べてみたいと思いました。
外来 E
初めてのグラウンド・ゴルフは雪の中
暦の上では立春でしたが、強い寒気が流れ込み雪が舞う中
みゆきクリニック杯グラウンド・ゴルフ大会に参加してきました。
初めてのグラウンド・ゴルフで
分からない事は一緒にプレーする地域の方々が教えてくださり、
楽しくプレーすることができました。
閉会式ではホールインワンが30回!という結果発表に
地域の方々の活力に驚きを感じました。
また最高年齢99歳の方は足腰もしっかりされており、
みゆき先生からの「また来年も会いましょうね」という言葉に
微笑むお顔が印象的でした。
地域の方々も怪我なく元気にプレーされ、
私たちも健康管理に気をつけて
次回を楽しみにしたいと思います。
ひおきの里 K
今年も楽しかったです!
先日「第5回みゆきクリニック杯 日吉町グラウンド・ゴルフ交流会」を開催しました。
今年は雪が舞う中、日吉グラウンド・ゴルフ協会様の
全面的なお力添えのもと約200名の皆様にご参加いただきました。
開会式、始球式には日置市長と東県議も駆けつけてくださり、
皆さん元気よくスタートしました。
今年はみゆきクリニックとあさみ調剤薬局から、それぞれ2チーム出場。
過去に経験があるとはいえ、
年に1回しかクラブを握らない毎回初心者の私たちに、
ベテランの諸先輩方がボールと足の位置からスコアのつけ方まで
丁寧に教えていただき、楽しくプレーすることができました。
閉会式では、団体戦、個人戦、抽選での飛び賞、
ホールインワン賞の表彰が行われました。
今年の参加者の最高齢は、3月に100歳になられる99歳!と聞き
驚きと尊敬の拍手喝采。
私達はまだまだひよっこだなと思うとともに、
年齢・性別問わず「生涯スポーツ」として楽しめ、
地域の方々と交流できるグラウンド・ゴルフが
長生きの秘訣なのでは、と実感しました。
寒さが厳しく時折雪が舞う中でのプレーでしたが、
けがもなく和気藹々と楽しく無事に終えることが
できたことに安堵と感謝の「だれやめ」でした。
また準備から当日の進行、後片付けの全てにおいて
日吉グラウンド・ゴルフ協会の会長、及び皆様に
心より感謝しております。
総務 U
酵素風呂体験
霧島市国分郡田にある「東洋医学 酵素風呂の里」で
初の酵素風呂体験をしてきました。
まずは既往歴や体の状態について問診があり、
体重・体脂肪・基礎代謝量・筋肉量・内臓脂肪を測定。
酵素ドリンクを飲んでから酵素風呂へという流れでした。
酵素風呂は仰向けで15分、うつ伏せで15分、と
おがくずの中に埋もれ、顔だけが出ている状態で、
顔も酵素パックをしてくださいました。
途中休憩しながらでしたが、発汗が多く、
終了後は手足は少し白くなってツルツルしていました。
15分入っているだけでマラソン2時間分の発汗量、
それは岩盤浴の約3倍の量とのことでした。
男性スタッフでしたがとてもアットホームな雰囲気で良かったです。
1回3000円と高いですが、回数券もあるようで、
マラソン選手や夜勤明けの看護師さんのリピーターが多いとのこと。
良い体験ができました。
ちなみに私は
体重0.7kg↓ 体脂肪2%↓ 基礎代謝↑ 内臓脂肪↓ という結果に。
定期的に通った方がよいのでしょうが、
遠いのでまた3月ぐらいにでも行きたいと思っています。
<酵素風呂の10の効果>
①美肌効果 ②ダイエット効果 ③便秘改善
④疲労回復 ⑤細胞の活性化 ⑥新陳代謝の促進
⑦老化予防 ⑧活性酵素の分解 ⑨免疫力UP
⑩リラクゼーション
ローズ訪問看護ステーション A
雨の梅マラソン
12月10日 日曜日やって来ました。
梅マラソン。
毎年参加していましたが、去年は脚を痛めて断念。
今年は頑張るぞ!と意気込み、
当日になってみると最悪のコンディション…
みゆき会での参加者は3名。
それぞれ2km、5km、10kmとエントリー。
雨の中、皆頑張りました。
もう、走らない。と言いながら、
来年もまた参加してしまうんだろうな…
と全身筋肉痛の身体を引きずりながら思いました。
通所リハビリテーション N