身体拘束・熱中症対策
当法人では研修委員会主催の研修を年に4回行っており、
今回は「身体拘束・熱中症対策 研修会」がありました。
一番の理想は拘束をしない事ですが、
その前に拘束をしない状況・環境作りも大切であるといった内容でした。
この中で、言葉による拘束(スピーチロック)の話がありました。
知らず知らずの内にそのような声かけになっていないか、
考え直していきたいと思います。
※スピーチロックとは?
言葉によって利用者の行動を抑制・制限する
介護者の「言葉による対応」を指します。
具体的な例として「動いたらダメ」「早く食事して」「立ち上がらないで」や
「どうしてそんなことをするの」のように叱責の言葉も対象となり、
このような声掛けは、利用者の行動障害や不穏な状態を引き起こす
原因となるため、注意が必要です。
続いて熱中症のメカニズム、予防と応急処置を学びました。
特に高齢者は、体内の水分量が少ない、暑さを感じにくい、
のどの乾きに気づきにくい、冷房が嫌い 等があって
熱中症患者が多いので注意が必要となります。
また熱中症は夏だけの病気ではなく、激しいスポーツや重労働、
冬の暖房のよく効いた室内で厚着をしていて起こる場合がある
ということも知っておいていただきたいと思います。
通所リハビリテーション 看護師 Y
最期の時、その後。
「ターミナル期及び死後のグリーフケア基礎研修」に参加させて頂きました。
「ターミナルケア」とは、終末期の医療及び看護のこと。
「グリーフ」とは、死別を経験し亡くなった人を思い慕う気持ちと、
死別という現実に対応しようとする思いの間で揺れ動く不安定な状態のこと。
「グリーフケア」とはグリーフの状態にある人に、さりげなく寄り添い援助すること。
ターミナルケア…言葉の意味を知っていても、実際となると不安が大きく。
私の父もガンと診断され、余命宣告を受け早1年。
まだまだ自分の事は出来ていますが、
娘として出来るのは子供たちを連れ実家に帰る事です。
昔は頑固親父だった父が優しくなり、
子供たちと一緒に外食したり楽しみを見つけています。
昔は外食なんかしなかった父ですが…
あの時 帰っていればよかった。
あの時 ○○しておけばよかった。 と後悔しないようにしたい。
講師の先生より、
グリーフケアは日常の仕事の中でもしているんですよ、と教えて頂きました。
人の心…人によっても違いますが、
研修で習った事を仕事にいかしていきたいと思います。
ひおきの丘 介護職員 N
アロマヨガを通して
アロマオイルの爽やかな香りが漂う中、
ヨガインストラクターであるスタッフNさんによる
職員向けヨガ教室が月1回開かれています。
第1回目は、集中力が高まるローズマリーカンファーの香り。
「初心者向けです」と言いながらも、いつもよりきついヨガのポーズが多く感じました。
第2回目は、リラックス&リフレッシュ効果のある香り。
いつもよりゆったりとした時間が流れ、じっくりとヨガのポーズをとりました。
アロマとヨガの相乗効果のおかげで、
参加した職員からは「ゆっくり眠れた」との声が多く聞かれました。
自分と向き合う時間をと数年前からヨガをしていますが
アロマの香りがこんなに良い効果をもたらしてくれる事に、私自身も新しい発見でした。
気づけば、仕事と家庭生活に追われる毎日。
せっかくなら、自分の為に時間を有意義に過ごしてみませんか?
心と体に思わぬプレゼントが届くかもしれません。
通所リハビリテーション 理学療法士 I
夏休み子供絵画教室
セミの鳴き声も日に日に賑やかになってくる8月初旬。
子供達も夏休みの宿題が…心配な時期でもあります。
その課題の一つ「絵画」を教えてくださる先生をお迎えして
子供絵画教室が開かれました。
保育園児から中学生まで、職員の子供8名が参加し、
青空の下で絵を描きました。
先生のご指導は色々と勉強になる事が多く、
子供達も真剣に話を聞いていました。
熱中症に気をつけ時折休憩を入れながら、
子供同士仲良く「次、何描く?」と話をしたり、終始楽しそうでした。
夏の暑い日差しの中での作業でしたが、
子供達の頑張りや、何より先生方のご協力のおかげで
とても素敵な作品が出来上がりました。ありがとうございました。
ひおきの丘 介護福祉士 U
手作りにワクワクして。
先日、日置市の革工房エルノワさんの出張革小物教室が開催されました。
みゆき先生と職員7名が参加し、
キーケース、コインケース、ポーチ等それぞれ希望のものを作ることに。
私はカードケースを作製しました。
学生時代以来の革細工は、材料を見ただけでワクワクしました。
革の裏を滑らかに整え、それぞれのパーツを接着剤でとめて…
一つ一つの工程の度に工房の先生の指導を受け、段々と形がみえてくると、
「わぁー!かわいいね♪」とお互いの作品の経過を楽しみました。
難しかったのは、革を縫い合わせていく工程です。
ロウで加工された糸を2本の針で表と裏と交互に
糸のかけ間違いがないように縫っていくのは集中力が必要でした。
カシメも革の色に合わせて用意されており、専用の工具で打ちつけ、完成しました。
途中、自分の名前をローマ字で打ちましたが、カシメの位置を考えておらず、
中心からずれたのがかえっていい感じに仕上がりました。
手作りのものは不格好でも愛着が湧いてくるものです。
帰宅して主人へ見せると「次は僕のをお願いね♪」とリクエストされました。
次回の開催が今から楽しみです。
先生、ご指導ありがとうございました♪
通所リハビリテーション 作業療法士 N
初めての院内発表会
院内発表会とは、様々な部署が取り組んでいることや、
研究したり調査したりしていること、またその結果を発表する場です。
今回、医療法人みゆき会として初めて発表会を開催しました。
テーマを決め役割を分担し、話し合いを重ねて資料を作成、
発表の練習をして当日に臨みました。
下記が第1回の発表テーマです。
・医事課 「クリニックの待ち時間対策」
・外来 「糖尿病治療中の患者さんへのフットケアの取り組み」
・通所リハ 「レクリエーションの取り組み」
・訪問リハ 「誤嚥性肺炎後の訪問リハでの関わり~重点内容の変化」
・厨房 「高齢者が食べやすい食事作りの工夫とレシピ」
・居宅 「居宅の相談・利用状況」
・ひおきの里 「グループホームに居場所を見つけた入居者様の変化」
・ひおきの丘 「住み慣れた地域でご本人の思いを叶えるために」
・総務課 「各種届出書類の改善」
持ち時間10分で、各部署発表を行いました。
審査は、理事長他2名の先生方が、研究の目的、方法、結果、考察、結論、
さらには発表のパフォーマンス力等、総合的に審査していただき、
優秀賞は「訪問リハ」の発表でした。
また後日、理事長から各部署へ詳細な審査結果が渡され、
それぞれ良かったところ、改善すべき事が明確になりました。
初めての院内発表会でしたが、職員からも勉強になった、参考になった、
来年は準備からもっと頑張ろう、業務の向上に役立ったと思う等、
前向きな意見が多く聞かれました。
今回の発表でお互いの部署の内容を知り、
今後はさらに部署を超えた協力体制の強化につながるのではないかと思いました。
これからも全職員が切磋琢磨し、地域に密着した医療法人として
良質の医療・介護・福祉を提供できるように取組んでいきたいと思います。
総務 U
匂いと香りのセミナー「認知症と香り」
6月18日、
第56回匂いと香りのセミナー「認知症と香り」に参加させていただきました。
このセミナーは、
鹿児島市の天文館にある「江川耳鼻咽喉科」の江川雅彦院長先生が
2006年から年に6回ほど開催されているそうです。
そして今回は1年に1回のパーティー形式でのセミナーで、
場所は格式高いマナーハウス島津重富莊。
アロマアドバイザーでもある江川先生の講演があり、
加齢による嗅覚障害と認知症による嗅覚障害の違いや、
30名の認知症患者様を対象に朝と夜、香りを嗅いでいただき
3ヶ月後に認知症の機能障害が改善した研究結果を報告して下さいました。
次に、シェフ自慢の料理は
4つのハーブ(ローズマリー、レモン、ラベンダー、オレンジ)
を使った特別メニューで、芸術品のような美しい料理を見て香って食しました。
また、食材と香りのクイズがあり、
みゆきクリニックにボランティアで来てくださっている
アロマインストラクターのK先生が、パーフェクトな回答で、
特別なオリーブオイルをゲットされました。
これまでも香りは大好きで
ネイルオイルやアロマキャンドルなど使ったことがありましたが、
今回のセミナーで改めて香りの奥深さに気づかされ、
患者様や利用者様へのケアの一環として学びたいと思いました。
素敵な空間で五感が刺激され心地良い気分で帰路に着きました。
総務 U
他施設での実習を終えて
5月25日より認知症実践者研修に参加しています。
その研修の中で他施設での実習があり、
私は日置市内の小規模多機能ホームへ実習に行かせて頂きました。
午前中は利用者様と一緒にてるてる坊主を作りました。
午後からは庭に出て本の読み聞かせがありました。
短い時間の中でも利用者様とお話ししたり、ふれ合ったりすることが出来て
その中でも「ありがとう」と声をかけてくださるとやはり嬉しく思いました。
利用者様との信頼関係を築くことの大切さ、
一人一人を理解した上でケアをすることの大切さを学んだ実習でした。
自分自身のケアを見直し今後に役立つようにしていきたいと思います。
ひおきの丘 介護福祉士 U
日置市市制施行10周年記念式典
医療法人みゆき会は、
白砂青松の豊かな自然と悠久の歴史を抱く日置市にあります。
今年平成27年5月は日置市が誕生してちょうど10年になります。
その節目を記念して、
10周年記念式典が日置市伊集院文化会館にて開催されました。
オープニングは、
日置市ジュニアオーケストラと市内コーラスグループによる演奏と合唱、
日置市PRビデオにて始まりました。
式典は、日置市長や来賓の方々の祝辞等があり厳かな中にも
時折会場から笑いの起こる和やかムードで進行しました。
また10周年を記念して誕生したイメージキャラクター「ひお吉くん」の紹介もあり、
終始笑顔の絶えない楽しくて素敵な式典でした。
※今回のブログに関しまして、
急にも関わらず取材に快く協力して頂きました式典実行委員の方々に
この場を借りてお礼を申し上げます。ご協力ありがとうございました。
通所リハビリテーション 介護福祉士 U
万が一に備えた訓練を。
今回は「通所リハビリテーション厨房より出火」という想定で消防訓練を行いました。
周囲へ「厨房が火事です!」と報告をして消火器で初期消火。
利用者様を避難誘導し、戸締まりのチェックをして外に出ました。
続いて水消火器を使った消火訓練。職員全員が実際に
「火事だー!」と叫びながら放水し、火に見立てたポールを倒しました。
外はもう夏の日射しが照りつけていましたが
利用者様も真剣に消防署の方の講評に聞き入っておられました。
火事の原因は放火やタバコが多いそうですが
いずれにしてもまず肝心なのが、通報と初期消火だという事です。
万が一に備えた日頃の訓練の積み重ねが大切だと思いました。
通所リハビリテーション 調理師 N