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認知症に対する理解とケア向上を目指して
●セミナーに参加して
6月、7月に伊集院中央公民館にて行われた、介護従事者を対象とした
「認知症に対する理解やケアについて」というセミナーに参加してきました。
日置市内のグループホーム、小規模多機能ホームの職員の方々が集まり
グループワーク形式で行いました。
まず「認知症について知っていること」を10分間出し合います。
次に「入浴したがらない入居者」という症例について、意見を交わしました。
他のグループホームでの対処の方法や体験談を聴くことが出来て、良い経験となりました。
また認知症についての医学的見解、症状、薬についても学ぶ事が出来ました。
今後のケアに生かせたらと思います。
ひおきの里 准看護師 S
●認知症について
認知症は「治る認知症」と「治らない認知症」があります。
・治る認知症…ホルモン異常、肝臓・腎臓病・水頭症などによるもの
・治らない認知症…脳卒中によるもの、神経細胞の減少などによるもの、アルツハイマー型、血管性、レビー小体型、前頭側頭型など
認知症の中核症状と周辺症状(BPSD)があり、中核症状は治らない、BPSDは軽減でき治る。
BPSDの引き金になるのは増悪因子で、身体的要因、心理-社会的要因、環境的要因があります。
増悪因子は普段のケアの中で私たちが作っている場合もあるので
声かけ行動には気をつけたいと思います。
中核症状を見極めると、困っている事や不安、悲しみなどの気持ちが分かります。
感情に語りかける事が大事です。
ひおきの丘 介護福祉士 U